ドライアイ

たった1ヶ月半くるみ28gを食べるとドライアイは改善する!?

おはようございます、doctorKです。昨日は『ドライアイに効果があるサプリ』でω3脂肪酸がドライアイを改善するとお伝えしました。ただ、この記事ではどのくらいのω3脂肪酸を取れば良いのか不明でした。そこで、今日は具体的な量をお伝えするため別の論文を紹介します。

僕のブログではこのように日常生活で役に立つ、目に関する情報を専門書や論文を交えて分かりやすく説明しています。

今日紹介する論文は2016年にRahul Bhargavaらが発表した

『Short-term omega 3 fatty acids treatment for dry eye in young and middle-aged visual display terminal users(若いあるいは中年世代のVDT利用者におけるドライアイへのω3脂肪酸の短期間摂取の有効性)』

という論文です。VDTとはパソコン等デジタルデバイスのことです。このVDT利用者に対して45日間ω3脂肪酸を摂取し、ドライアイに有効だったかどうかを調べています。対象は256人のVDT利用者で、その結果は

Consumption of 2,400 mg/day of O3FA supplement improves symptoms, tear stability, and conjunctival cytology but not tear production in symptomatic VDT users.

要約すると、

1日2400mgのω3脂肪酸サプリによって、ドライアイの症状や涙液の安定性等は改善したが、症状のあるVDT利用者において涙の生成は改善しなかった

ようです。ω3脂肪酸サプリメントだけでは涙の量が増えることはあまり期待できませんが、目にある涙液の安定性を保ち、ドライアイの症状は改善する可能性があります。この研究を再現するためには45日間1日2400mgのω3脂肪酸のサプリメントを摂取すれば良いのですが、

「サプリメントは信用ならない」

という人もいらっしゃるでしょう。そこで、食事からω3脂肪酸を取る方法をお教えします。ドライアイを改善するために必要なω3脂肪酸は1日当たり2400mgですが、カルフォルニアくるみ協会によれば、なんと

くるみ28g

でω3脂肪酸2500mg摂取することができるそうです。驚くべきくるみの栄養価ですね。1日28g程度であれば朝食に混ぜたり、おやつ感覚で食べれる量ですね。

とはいえ、くるみを食べればドライアイが改善する訳ではなく、あなたの生活習慣の様々なことがドライアイを悪くしたり、良くしたりします。あなたの生活習慣がドライアイに良いのか、悪いのかをまとめた記事が『それドライアイにGOOD?BAD?』という記事です。こちらも合わせてご覧ください。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

参考文献

Eye & Contact Lens: Science & Clinical Practice 42 (4), 231-236, 2016


ABOUT ME
doctorK
学生時代より執筆活動を始め、現在まで500本以上の医療記事を執筆しました。現在は眼科医として勤務しながら、自身の記事をアップするため『オンライン眼科』を設立しました。お仕事依頼は問い合わせページからお願いいたします。