目の病気

結膜下出血とは

偉そうに記事を書く僕も眼科医になる前、診察で結膜下出血の患者さんを見たとき、動揺して「目から出血してます!」と上司に言って恥ずかしい思いをしたことがあります。

そんな結膜下出血は結膜の血管が破れて出血し、白目が赤くなった状態です。結膜下出血が起こると、目がごろごろするといった異物感を訴えることがありますが、基本的には視力低下や痛みなどの症状を認めないのが特徴的です。しかし、目が真っ赤に染まるため、患者さんは非常に驚かれて病院を受診します。

結膜下出血は見た目こそ派手ですが、基本的に治療は必要ありません。そのまま放っておいても約1~2週間程度で自然に治ることがほとんどですが、異物感が強くある場合は目薬を処方することもあります。ときに何カ月も完治しないことがありますが、その場合は血液が固まりににくくなる疾患などを疑うこともあります。

このように結膜下出血は基本的には心配がないですが、時折、虹彩炎など強い充血を引き起こす疾患が隠れている場合があります。その場合、充血以外にも視力低下や目の痛みを伴います。とはいえ、自分で結膜下出血だと判断して放っておくのは危険です。充血あるいは出血の症状がある場合で、特に他の症状もあるような場合は眼科をできるだけ早く受診するようにしましょう


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doctorK
学生時代より執筆活動を始め、現在まで500本以上の医療記事を執筆しました。現在は眼科医として勤務しながら、自身の記事をアップするため『オンライン眼科』を設立しました。ライティングのオンラインサロン『医療ライターたち』への参加、お仕事依頼は問い合わせページからお願いいたします。