ドクターK
転移性脈絡膜腫瘍ってどんな病気なの?
と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。
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転移性脈絡膜腫瘍とは
肺癌や乳癌などが血行性に脈絡膜へと転移することがある。
転移性脈絡膜腫瘍の眼底所見は多彩である。一般的には初期は扁平な限局性の斑状病巣を形成し、次第に拡大や肥厚を認める。境界は明瞭・不明瞭どちらもありえ、片眼性・両眼性のことがある。しばしば周囲に漿液性網膜剥離を生じる。時に全剥離となりうる。
光干渉断層計(OCT)では網膜色素上皮が隆起を示し、漿液性網膜剥離や網膜の菲薄化が見られる。
フルオレセイン蛍光眼底造影検査(FA)は病巣に一致して、造影早期から不規則な斑状過蛍光を示し、中~後期にかけて次第に過蛍光が増強する。しばしば病巣周囲に帯状の低蛍光領域が観察できる。
参考文献
- あたらしい眼科37(1):33~39、2020
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