おはようございます、doctorKです。さて、昨日は待ちに待ったM-1グランプリ2019でしたね。僕はかまいたちを応援していましたが、惜しくも優勝を逃してしまいました。優勝したのはなんとミルクボーイ。そんなミルクボーイのネタの中で印象的だったのが最中とケロッグコーンフロスティ。眼科医的にはケロッグコーンフロスティが目に良いかも!?と思ったので記事にしました。
僕のブログではこのように日常生活で役に立つ、目に関する情報を専門書や論文を交えて分かりやすく説明しています。
ケロッグコーンフロスティとは
ケロッグコーンフロスティが目に良い理由を説明する前に、まずケロッグコーンフロスティがどのようなものかを知る必要があります。ケロッグコーンフロスティのHPによると、
「コーンフレークにほどよく砂糖をまぶした、サクサクのフレーク。エネルギーを作るためのビタミンB群を含んでいます。他にも9種のビタミン、鉄分がバランスよくとれます。シリアルのトップブランドの1つであり、ケロッグのベストセラー商品です。」
だそうですが、実際の成分表を見てみると

左がコーンフロスティ、右が牛乳をかけた時の栄養分だそう。多くの栄養素が含まれていますが、この栄養素の中で僕が注目したのがビタミンA、C、Dです。これら栄養素がどうして目に良いのか見ていきましょう。
ビタミンAとCとDが目に与える良い影響
個別に書こうとおもったのですが、研究が重複していることもあって、まとめて書こうと思います。詳細については僕が今までに書いた記事を参考にしていただきのですが、抜粋して紹介したいと思います。
- ビタミンAとCが開放隅角緑内障(OAG)に保護的な役割を果たしている
- ビタミンC摂取は白内障予防に効果がある
とビタミンAとCはどうやら目に良い効果がありそうです。そして、ビタミンDについては今まで記事で取り上げたことがありませんでしたが、2018年にクイーンランド大学のChih-Huang Yangらが発表した論文で、タイトルは『Impact of oral vitamin D supplementation on the ocular surface in people with dry eye and/or low serum vitamin D』を紹介します。
この研究によると「Low vitamin D levels (<50 nmol/l) were associated with dry eye symptoms in older individuals but not those diagnosed with dry eye. Vitamin D supplement increased the vitamin D levels, and improved dry eye symptoms, the tear quality and ocular surface conditions.」
この結果からビタミン Dを取ると、涙の質等とドライアイの症状が改善したことが分かりました。
おわりに
以上を考えると、ケロッグコーンフロスティに含まれるビタミンAとC、Dは目に良い影響を与えると言えるのではないでしょうか。ケロッグコーンフロスティを1日1食加えるだけで、もしかすると目に良い影響を与えるかもしれません。ただ、ケロッグコーンフロスティを食べ過ぎには注意しましょう。何事もほどほどに。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
参考文献
Contact Lens and Anterior EyeVolume 41, Issue 1, February 2018, Pages 69-76
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