『Do you wear contact lenses? You should switch to glasses to stop spreading the virus』
CNNにこんなキャッチーなタイトルの記事がありました。直訳すれば「コンタクトレンズを着けていますか?ウイルスの蔓延を防ぐために眼鏡に切り替えるべきだ」というタイトルです。今回のコロナウイルス蔓延を受けての放送になります。記事を読んでいただければ、あまり専門的な内容でないことが分かります。とはいえ、アメリカ眼科学会もコンタクトレンズではなく、眼鏡の着用を推奨しています。そこで、今回の記事では「どうしてコンタクトレンズではなく、眼鏡が良いのか」という内容について解説していきます。
That’s because wearing glasses can help you stop touching your face, according to the American Academy of Ophthalmology, a key way any virus is spread, including the novel coronavirus currently spreading across the world.
コロナウイルスは飛沫感染と接触感染で感染すると考えられています。しかし、コンタクトレンズはご存知のように、付ける時と外す時に顔、特に目を触ります。今回のコロナウイルスは目(結膜)を介して感染が広がる可能性も示唆されているため、コンタクトレンズはできるだけ使用しない方がいいと考えられます。
ということを仰る方もいますが、国民生活センターの調査では116人中16人(約13%)が手を洗わずにコンタクトレンズの付け外しを行っているということが分かっています。この調査は平成15年3月と昔の調査ですから、そのまま同じ結果とは言えませんが、現在も該当する方がいる可能性が十分にあることは間違いありません。一方、眼鏡は基本的に目を触る心配はないため、コンタクトレンズよりも安全だと言えます。
コンタクトレンズから眼鏡に変えることで目からコロナウイルスが移る危険性を下げることはできます。とはいえ、手や顔に付着したコロナウイルスは様々な経路で目・鼻・口から入る恐れはあります。不用意に顔を触らず、マスクを着用し、手洗い等を徹底することは依然として大事だと思います。諸外国で猛威を振るうコロナウイルスですから、予防できる対応を一つずつしていきましょう!
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