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Fisher症候群 | オンライン眼科
全身疾患と目

Fisher症候群

Fisher症候群とは

急性の外眼筋麻痺・運動失調・腱反射消失を3徴とする自己免疫性ニューロパチーである。また、ガングリオシド(GQ1b)抗体8090%で検出されることが知られている。眼運動神経(動眼神経、外転神経、滑車神経)は他の神経よりもGQ1b抗体が多く存在しているため、Fisher症候群では外眼筋麻痺を生じると考えられている。男性が2倍多く(男女比2:1)、平均発症年齢は40歳とされる。

Fisher症候群の症状

多くは上気道感染後1週間程度で、複視またはふらつきで発症する。3徴以外にも瞳孔異常、眼瞼下垂、顔面神経麻痺、球麻痺などを認めることがある。

Fisher症候群の診断

髄液の蛋白細胞解離を認め、血清抗GQ1bが陽性で、画像検査は正常であることが重要である。

Fisher症候群の治療と予後

ほとんどの症例は自然寛解する。外眼筋麻痺は3か月程度で寛解し、予後は比較的良好とされる。再発も少ない。

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針第3版

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