禁忌
- 嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、およびそれに伴う視力低下及び視力障害を起こすおそれがあるため、無水晶体眼又は眼内レンズ挿入眼の患者
- タフルプロストを投与中の患者
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エイベリス®点眼液とは
エイベリス®点眼液(一般名:オミデネパグ イソプロピル点眼液、以下略)は2018年より販売開始となり、緑内障、高眼圧症に対して用いられている。
エイベリス®点眼液の効果効能
緑内障、高眼圧症
エイベリス®点眼液の用法用量
1回1滴、1日1回点眼する。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠ウサギにオミデネパグ イソプロピルを皮下投与した場合、0.8mg/kg/日(臨床用量注)の40,000倍)では死亡胚胎児数、着床後胚損失率の高値、生存胎児数及び胎児生存率の低値がみられた。
- 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳期のラットに14C-オミデネパグ イソプロピル0.03mg/kgを単回皮下投与したとき、乳汁中への移行は認められなかったが、ヒトにおける乳汁中への移行は不明である。
小児等への投与
- 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
エイベリス®点眼液の作用機序
オミデネパグ イソプロピル点眼液の眼圧下降作用機序は、EP2受容体刺激作用により、線維柱帯流出路及びぶどう膜強膜流出路を介した房水流出が促進されることによると考えられている。
エイベリス®点眼液の臨床成績
1.国内第Ⅱ/Ⅲ相試験
原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者190例(有効性解析対象189例)を対象とした評価者盲検並行群間比較試験において、本剤又は0.005%ラタノプロスト点眼液を1日1回、4週間点眼した結果、最初の規定来院日である投与後1週から眼圧下降作用が認められ、本剤投与後4週の眼圧変化量(平均値±標準偏差)は-5.96±2.45mmHgであり、対照薬に対する非劣性が検証された。副作用は、本剤群94例中37例(39.4%)に認められ、主な副作用は結膜充血24.5%(23/94例)であった5)。
エイベリス®点眼液の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
主な副作用
- 嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫(5.2%)
視力低下、視力障害等の症状があらわれた場合は、速やかに視力検査や眼底検査、及び可能であれば光干渉断層計や蛍光眼底造影等の検査を実施し、黄斑浮腫が確認された場合は、本剤の投与中止等の適切な処置を行うこと。
参考文献
エイベリス®添付文書
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