眼科で使う点眼液

チモプトール®点眼液

禁忌

  • 症状が増悪するおそれがあるため、気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者
  • 症状が増悪するおそれがあるため、コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(Ⅱ・Ⅲ度)又は心原性ショックのある患者

チモプトール®点眼液とは

チモプトール®LA点眼液(一般名:チモロールマレイン酸塩点眼液、以下略)は1981年より販売開始となり、緑内障、高眼圧症に対して用いられている。

チモプトール®点眼液の効果効能

緑内障、高眼圧症

チモプトール®点眼液の用法用量

通常、0.25%製剤を1回1滴、1日2回点眼する。 なお、十分な効果が得られない場合は0.5%製剤を用いて1回1滴、1日2回点眼する。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
  • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等への投与

  • 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

チモプトール®点眼液の作用機序

チモロールマレイン酸塩の眼圧下降作用機序の詳細は明らかでないが、サル、健康成人でのフルオロフォトメトリー試験及び緑内障患者でのトノグラフィー試験において、主に房水産生の抑制によることが示唆されている。

チモプトール®点眼液の臨床成績

1.国内第Ⅲ相試験

ピロカルピン塩酸塩で眼圧が24mmHg以下に調整されていた緑内障、高眼圧症患者211例(有効性解析対象198例)を対象に、 全国21施設で本剤0.1注)、0.25及び0.5%を1日2回、8週間点眼した結果、本剤の有用性が認められた。0.25%及び0.5%群において副作用は136例中44例(32.4%)に認められ、主な副作用はしみる20件であった。

チモプトール®点眼液の副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

1.気管支痙攣、呼吸困難、呼吸不全(いずれも頻度不明)

β-受容体遮断による気管支平滑筋収縮作用により、気管支痙攣、呼吸困難、呼吸不全があらわれることがある。

2.房室ブロック、うっ血性心不全、心停止(いずれも頻度不明)

β-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、心ブロック、うっ血性心不全、心停止があらわれることがある。

3.眼類天疱瘡(頻度不明)

結膜充血、角膜上皮障害、乾性角結膜炎、結膜萎縮、睫毛内反、眼瞼眼球癒着等があらわれることがある。

4.脳虚血、脳血管障害(いずれも頻度不明)

5.全身性エリテマトーデス(頻度不明)

参考文献

チモプトール®添付文書

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