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コンタクトレンズ装用に伴う合併症
- CIE(非感染性の無菌性浸潤)は、酸素欠乏やケア用品・レンズの汚れに対するアレルギー反応に伴う角膜実質の炎症性混濁のこと。CL装用を中止すると軽快する。年間0.0~5.71%の頻度と報告されている。CIEの危険因子は、装用スケジュール、レンズ交換スケジュール、ケース交換頻度、消毒システム、レンズケアの遵守、レンズ素材などの変更可能因子と、年齢、性別、屈折異常、健康状態、眼疾患など変更不可能因子がある。
嚢胞様黄斑変性(CMD)と治療中断
- IRFは滲出性変化があると判断するのに対し、CMDは滲出性変化ではないと判断する
- CMDはAMDの進行によって、網膜組織が破壊されて変性した結果。ほとんどに健常な視細胞はなく、瘢痕病巣を伴っている。
- CMDは縁取りが直線状であったり、角ばっていたりすることが多い。FAではpoolingはあるが、蛍光漏出はない。抗VEGF療法などの治療に反応しないことも多い。改善しても視力回復や自覚症状の改善にはつながらない。
- 長期的に徐々に嚢胞様腔の大きさが拡大することはあるが、数カ月の経過ではほぼ大きさや形状に変化がない。
Cystoid macular degeneration in exudative age-related macular degeneration