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眼内コンタクトレンズ(ICL)は本当に安全なのか

皆さんは眼内コンタクトレンズをご存知ですか?僕のブログを見てくれている方は下の広告見たことありますよね。

これって本当に安全なのかって思ったことありませんか?僕も気になったので論文を調べてみました。

論文の内容

今回の論文は2016年にMark Packerらが発表した論文です。タイトルは

Meta-analysis and review: effectiveness, safety, and central port design of the intraocular collamer lens

眼内コンタクトレンズの効果や安全性、中央ポートのデザインについてのメタ分析(複数の分析をさらにまとめた信頼度が極めて高い分析)です。

早速ですが結論です。

「Given the significant improvements in vision and quality of life made possible by the ICL, and the high degree of patient satisfaction associated with its use, the benefits of ICL implantation continue to outweigh the risks.」

直訳すると

眼内コンタクトレンズ(ICL)によって可能になった視力と生活の質の大幅な改善、およびその使用に伴う患者の高い満足度を考えると、ICLの利点はリスクを上回り続ける。

ようです。

ただし、まだ日本で取り入れられて間もない治療方法ですからなかなか研究も経過が短くなってしまいます。

日本でも一般的になるにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、レーシックに変わる治療になるとも期待されています。

参考文献

Clin Ophthalmol. 2016; 10: 1059–1077.

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