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涙小管断裂とは
鼻側の眼瞼裂傷に伴い、涙小管に断裂を生じている状態を涙小管断裂という。下涙小管に多いとされる。
涙小管断裂の症状
流涙
涙小管断裂の診断
涙点より内側に眼瞼裂傷が及んでいれば、涙小管断裂を疑う。涙小管断裂の有無は、涙点から通水検査やブジー挿入で確認する。
涙小管断裂の治療
断裂があればできるだけ早期に涙小管再建術を行う。瘢痕化が進むと断端を探すことが困難になる。涙小管再建術後翌日より、抗菌薬とステロイド点眼を行い、皮膚縫合は5-7日後に抜糸する。
術後早期に通水検査は行わない。断裂部からリークがあると、創傷治癒が遅れることがある。よって、通水検査は術後2週間で初めて行う。なお、チューブの留置期間は、涙小管の縫合が確実に行えたかどうか、通水検査の状況などに応じて決定するが、通常は1~2カ月で抜去する。チューブ抜去後も2~3カ月間は2週間ごとに通水検査を確認する。
参考文献
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