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【2022年10月から始動】眼科新専門医制度の実際

はじめに

2022年10月から眼科の新専門医制度が始動する。従来の眼科専門医制度は5年間で100単位であったが、他科と同様、新専門医制度に移行するにあたって、5年間で50単位となった。一見すると単位数は減ったように見えるが、学会ごとに取得できる単位も半減するようである。そこで、この記事ではその更新時期と必要単位数などについて解説する。

2022年9月末までにすべきこと

専門医カードに記載された有効期限と2022年9月30日までに取得すべき単位の対応早見表

有効期限 取得すべき単位 有効期限 取得すべき単位
2022年9月30日 100 2023年3月31日 90
2023年9月30日 80 2024年3月31日 70
2024年9月30日 60 2025年3月31日 50
2025年9月30日 40 2026年3月31日 30
2026年9月30日 20 2027年3月31日 10

この表にある単位を取得する。この取得すべき単位が取れなくても、新専門医制度に移行し、不足分は余分に取得する必要がある。学会の単位数なども変わるため、単純に不足分を補うのではないと思われる。詳細は追って連絡があるとのこと。

専門医カードを確認し、自分の専門医カードの有効期限を確認する。

→取得すべき単位を2022年9月30日までに取得する。

現時点の単位取得数を確認する方法

現時点での単位数が分からなければ、下記のいずれかの方法で単位数を確認する。

  • 会員専用コンテンツ→会員マイページへログイン(2022年1月以降利用可能)
  • 日本眼科学会事務局にメール(kousin@po.nichigan.or.jp)あるいはFax(03-3293-9384)で問い合わせる。その際は氏名と眼科専門医カードに記載されている登録番号を明記して欲しいとのこと。
  • 年1回郵送されている単位取得状況を確認する。4月更新の場合は6月、10月更新の場合は12月頃に郵送されている。

2022年10月からの単位の集め方

新専門医制度では5年間で50単位を集めれば良いが、その単位数も変動するため、以下に詳細をまとめる。

  • 診療実績の証明リスト(5年間で経験した50症例の診療内容記載リスト)を提出する→5単位
  • 新専門医制度に参加している診療科の全医師対象となる共通講習を受講する→8単位
  • 学会出席、講演会受講など→0.5単位/時間

参考文献

日本眼科学会雑誌126巻1号


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