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医療用コンタクトレンズ
- PED(遷延性角膜上皮欠損)の患者に対して、自己血清点眼+バンデージSCLを行ったところ、約11-14日でPEDが治癒した。
- PED治癒後にバンテージSCLを除去した後も自己血清点眼を継続した群では、PEDの再発率が有意に減少した。
- シェーグレン症候群を対象とした前向き研究では、自己血清点眼群とバンテージSCL群のいずれも眼表面疾患指数(OSDI)が有意に改善したが、特にバンテージSCL群のOSDIスコアがより良好だった。
- SiHy素材の医療用SCL使用している6188人の患者(6385眼)を対象とした中国の調査で、42カ月間の抗菌薬予防投与中に0.13%(8人)が細菌性角膜炎を発症した。年間発生率は1万人あたり3.7人であった。
- CLARE:CL起因急性充血。黄色ブドウ球菌が関与。重度の球結膜および角膜輪部の充血、角膜中間周辺部の浸潤、軽度のフルオレセイン染色を認めるが、角膜潰瘍や角膜感染の徴候がないもの。
CLEAR – Medical use of contact lenses
抗VEGF治療によるPCVのポリープ閉塞率
ラニビズマブ
- EVEREST studyⅠ:33%
- EVEREST studyⅡ:23%
- Fujisan study:30%
- ラニビズマブ単独:約30%
- ラニビズマブ+PDTから3か月後:約70%
アフリベルセプト2㎎
- 導入期治療後:約50%
ブロルシズマブ
- 導入期治療後:約80%
ファリシマブ
- 導入期治療後:61%や50%
Three-month outcomes of faricimab loading therapy for wet age-related macular degeneration in Japan
OCTAによるポリープ内血流の評価
- 導入期治療後の血流の程度によって網膜下液の消退率に差がある。
- 治療2週後の血流の有無は早期再発や治療抵抗性と関連する。
- 血流シグナルの有無と1年間の治療回数や最終予定投与間隔が相関する。
- ポリープ内の血流シグナルの有無はPCVの治療反応性と相関するため、OCTAによるポリープ内血流評価はPCVの治療予後予測に有用である。
Flow signal change in polyps after anti-vascular endothelial growth factor therapy