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もくじ
はじめに
「最近、細かい文字が読みにくい」「暗い場所で見づらい」
そんな経験はありませんか?加齢とともに体のあちこちが衰えるように、実は目にもフレイル(虚弱)の状態があります。それが「アイフレイル」です。早めに気づいて対応することで、視力や生活の質を長く守ることができます。
アイフレイルとは
アイフレイルとは、健康な目と病気による視機能障害の中間にある目の衰えのことを指します。加齢に伴い、かすみ目や疲れ目、まぶしさ、乾燥感などが出やすくなります。こうした変化は「老眼だから仕方ない」と見過ごされがちですが、放置すると白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの発見が遅れる可能性があります。
アイフレイルがもたらす影響
アイフレイルは日常生活にさまざまな影響を与えます。例えば、読書やスマホ操作がしづらくなったり、夜間の車の運転が怖くなったりします。視力低下により活動量が減ると、転倒のリスクや心身のフレイルにつながることもあります。
セルフチェック:あなたの目の健康度は?
次の項目にあてはまるものがあるか、チェックしてみましょう。
- 細かい文字が読みにくくなった
- 夕方になると見えにくい
- まぶしさを強く感じる
- 目が乾きやすい、ゴロゴロする
- 眼鏡やコンタクトをしても見えにくい
- 目の疲れで頭痛や肩こりがある
- テレビやスマホの字幕がぼやける
- 夜間の運転が不安になった
- 視野が欠けているように感じる
- 片目で見ると、見え方に差がある
チェックの目安
- 0~1項目:大きな問題は少ないですが、定期的な眼科受診を心がけましょう。
- 2項目以上:アイフレイルの可能性があります。早めに眼科での検査をおすすめします。
※このチェックはあくまで目安です。気になる症状があれば、自己判断せず眼科に相談してください。
何歳から注意が必要?
アイフレイルは特に40代から注意が必要です。老眼が始まる年齢と重なり、自覚症状を「年のせい」と片づけてしまいがちです。しかし、目の病気は早期発見・早期治療が大切。40代以降は意識的に目の健康チェックを行うことが推奨されています。
アイフレイルの予防と対策
日常生活でできることはたくさんあります。
- 目の使い方を工夫する:照明を明るくし、長時間の近方作業は休憩を入れましょう。
- 乾燥対策:加湿器の利用や意識的なまばたき、必要に応じた人工涙液の点眼。
- 生活習慣の改善:禁煙、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動が目の健康にもつながります。
- 定期的な眼科受診:眼底検査や視野検査で病気の早期発見を。特に家族に目の病気がある方は要注意です。
まとめ
アイフレイルは「まだ大丈夫」と思っているうちに進行することがあります。セルフチェックで自分の目の状態を知り、少しでも気になる症状があれば眼科で相談しましょう。見える未来を守る第一歩は、気づくことから始まります。