目に関するブログ

LASIK(レーシック)は65歳以上にオススメできる?

おはようございます、doctorKです。

皆さんはLASIK(レーシック)という治療を聞いたことはありますか?LASIKという治療は角膜を削って形を変化させることで視力を良くする治療方法です。

詳しくは日本眼科医会の『レーシックを受けることをお考えの皆様へ ―そのレーシックは本当に安全でしょうか?―』というHPを見ていただければと思います。

そこで、今回は「65歳以上」限定ではありますが、「LASIKは安全で、効果があるのか?」についての論文を見つけたので説明します。

僕のブログではこのように論文等を引用して、皆さんの目の健康に役立ちそうな記事を書いています。

論文の内容

早速ですが、今日紹介する論文は2017年に Tecnológico de Monterrey Paloma López-Montemayorらが発表した論文で、タイトルは『Safety, efficacy and refractive outcomes of LASIK surgery in patients aged 65 or older』という論文で、65歳以上の患者に対してLASIK手術の安全性・有効性・屈折の結果(アウトカム)を説明しています。

患者さんは24名44眼と少ないですが、全員が65~80歳以上であるため、今後LASIKを使用と考えている60歳前後の方には参考になるのでないかと思います。

A total of 44 eyes (24 patients) were included. Mean age was 67.2 ± 2.1 years (range 65–80), with mean follow-up of 12.2 ± 1.3 months. Conventional LASIK was performed in 20 patients (group 1, 36 eyes) to improve UDVA (10 eyes myopic LASIK and 26 eyes hyperopic LASIK) and presbyopic LASIK (monovision) in 4 patients (group 2, 8 eyes) to restore near-vision performance. Preoperative MRSE group 1 was myopic: −2.79 ± 1.88 D; hyperopic +2.19 ± 1.88 D; and +2.10 ± 0.87 D in group 2. Preoperative UDVA in group 1 was 0.67 ± 0.30 LogMAR; 0.46 ± 0.18 LogMAR; and Jaeger ≥4 in 90% in group 2. Postoperative MRSE: −0.29 ± 0.86 D (myopic LASIK) (p < 0.001), +0.34 ± 0.62 D (hyperopic LASIK) (p < 0.001) and −1.25 ± 0.59 D (non-dominant eye) in presbyopic LASIK. Postoperative UDVA in myopic LASIK was 0.15 ± 0.30 (p = 0.001) and 0.11 ± 0.11 (p < 0.001) for hyperopic LASIK. In group 2, binocular UDVA was 0.16 ± 0.17 (p = 0.12) and UNVA was ≥J2 in 100% of the patients.

結果をまとめると

  • 未補正距離視力改善のために従来のLASIKは20名の患者(Group1)で行い、近視視力改善のために老眼調節のLASIKは4名の患者(Group2)で行われた

術前:

  • Group1の近視は−2.79 ± 1.88 D、遠視は+2.19 ± 1.88 D、視力は約0.1~0.3
  • Group2の遠視は+2.10 ± 0.87 D、視力は約0.25~0.60

術後:

  • Group1の近視は−0.29 ± 0.86 D、遠視は+0.34 ± 0.62 D、視力は近視LASIKで約0.3~1.5、遠視LASIKで約0.6~1.0と優位さをもって改善
  • Group2の近視は−1.25 ± 0.59 D、約0.4~1.0と改善

結果からわかる通り、 65歳以上の方でもLASIKは安全かつ有効であることが分かりました。

とはいえ、物が見えづらいなどの症状は白内障緑内障などが原因のこともありますから、LASIKを受けることができるかどうかの確認が非常に重要になります。

もし目の病気がなければLASIKを受けても良いかもしれませんね。LASIKを受ける際は手術件数が多くてもきちんと説明してくれなかったり、診察が適当なところはおススメできません。口コミ等を参考にしてみてくださいね。

それではまた次の記事でお会いしましょう!

参考文献

International Ophthalmology,August 2018, Volume 38, Issue 4, pp 1515–1520

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