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放射線白内障 | オンライン眼科
水晶体とその疾患

放射線白内障

放射線白内障とは

眼部放射線被曝では白内障を生じうる。単回での被曝では0.5-2.0Svで軽度水晶体混濁、5.0Sv以上で著明な放射線感受性が高いため発症のリスクは高くなる。放射線による水晶体混濁は後嚢下中央に多色性の微細な点状混濁およびvacuolesを生じ、これらの変化が徐々に拡大し斑状混濁、顆粒状混濁となる。進行するとドーナツ状→皿状となり、そうなると著明な視機能低下を生じる。治療は加齢性白内障と同様である。

放射線治療による眼合併症

放射線治療による有害事象は急性期と晩期に分類される。急性期有害事象は治療開始後6か月以内(主に3か月以内)に発生することが多い。一過性であることが多く、眼瞼炎や結膜炎、角膜炎などがこれに該当する。

一方、晩期有害事象は治療後6カ月以降に確率的に発症し、発症すると難治性となる。網膜症や白内障、視神経障害などがこれに該当する。

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針 第3版
  2. あたらしい眼科 Vol.38, No.3, 2021
  3. 眼科学第2版

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