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網膜振盪 | オンライン眼科
網膜とその疾患

網膜振盪

網膜振盪とは

眼球打撲によって、視細胞外節と網膜色素上皮(RPE)細胞の崩壊浮腫を生じる病変のうち、可逆性の場合を網膜振盪という。網膜外層が白色に混濁した場合をBerlin混濁と呼ぶ。不可逆性の場合は網膜打撲壊死という。

網膜振盪の症状

一過性に病巣部の視野沈下と、黄斑部に生じれば視力低下を呈する。

網膜振盪の診断

眼底検査で白色調の網膜混濁を認める。2-3日後に増強し、1-2週で軽快する。光干渉断層計(OCT)では、網膜外層構造に乱れや軽度の網膜浮腫を認める。フルオレセイン蛍光眼底造影検査(FA)では異常はない。

混濁が強く、網膜出血などがあれば網膜打撲壊死のことが多い。この場合はフルオレセイン蛍光眼底造影検査(FA)で色素上皮レベルの色素漏出や過蛍光を伴い、長期で視力及び視野障害が残る。

網膜振盪の治療と予後

治療は経過観察で自然治癒するが、網膜打撲壊死の場合は裂孔形成を認めていないかどうかを確認する。

参考文献

  1. 眼科学第2版
  2. 今日の眼疾患治療指針第3版

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