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多発性骨髄腫 | オンライン眼科
全身疾患と目

多発性骨髄腫

多発性骨髄腫とは

形質細胞が腫瘍性に増殖する。50歳以上の男性に多い。貧血、腰痛、蛋白尿の3大症状に加え、下記眼症状を認める。

  1. 神経眼科的所見(約50%)が最も多い
    ・腫瘍浸潤による眼瞼腫脹、眼窩腫瘍、乳頭浮腫など
    ・骨破壊による疼痛、圧迫による眼球突出
    眼窩内浸潤は多発性骨髄腫の初期症状の可能性がある。また、視神経、動眼神経、外転神経の障害を受けやすい。
    ・前房内に腫瘍細胞が浸潤すると、偽前房蓄膿の所見を呈することがある。
  2. 血液粘稠度の亢進による症状が現れる
    ・眼瞼の出血斑、網膜血管の火炎状網膜出血、静脈の拡張、網膜細血管瘤、血管閉塞など。
    ・網膜中心動脈閉塞症、網膜中心静脈分枝閉塞症、漿液性網膜剥離も報告されている。
    ・毛様体、毛様体扁平上皮部には嚢胞形成を認める。

多発性骨髄腫の治療

局所では放射線治療を行う。眼窩内浸潤に対して20~40Gyで照射する。また、それぞれの眼症状に対して加療を行う。全身治療は血液内科にて行われることが多い。

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針 第3版

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