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野本先生による眼底視野計、眼底対応視野計
- 自動静的視野検査で、中心10度内測定点にて詳細な評価を行う場合、Mプログラム(中心5度以内は1度間隔)や10-2(2度間隔)
- ※24-2、30-2は6度間隔
- 黄斑疾患における中心視野障害の評価としてSLOを用いた眼底視野検査を行うことがある
- MP-1:眼底マーキング時の解像度が悪い。Dynamic rangeが狭い。eye tracking不良で、検査時間がかかってしまうことがあった。→MP-3、centervue maiaなどが登場した。
林先生による黄斑前膜の手術前後の視機能評価
ERM
- 回帰木分析:目的変数に対する複数の説明変数の複合効果を分析可能
→ERM手術後の視力を回帰木分析で予測 - 視力予後不良と関連する因子は2019年の多変量解析の結果、69歳以上、短眼軸(<23.6㎜)だったが、回帰木分析の結果、術前視力が<0.4で72歳と高齢である、あるいは術前視力が0.8より良く、短眼軸(<23.06㎜)である。
- また、回帰木分析の結果、中心網膜厚と術後視力は
術前視力が0.4以下で、
1.72歳未満の場合、中心網膜厚が318μm以上なら視力予後良好
2.72歳以上の場合、中心網膜厚が357μm未満なら視力予後良好 - 傍血管異常(PVA):ERM、強度近視眼などで検出頻度が高いアーケード血管に沿った網膜の異常
- PVMを有するERM症例において、硝子体手術1年後、大部分のPVAは消失した。
- PVAを合併するERM症例に対する硝子体手術は、解剖学的(PVA面積)にも機能的(網膜感度)にもPVAを改善する。
山本先生による中心性漿液性脈絡網膜症治療前後での視機能評価
- CSCの診断と病態
- CSC治療の評価と問題点
- 低侵襲網膜レーザー
大音先生による黄斑疾患における視機能評価
- 視細胞障害の平均面積は、RPE障害の平均面積に比べ、有意に大きかった
- 視細胞障害の有無、RPE障害の有無で、平均網膜感度に有意差を認めた
- RPE障害周囲の視細胞障害の平均網膜感度は、視細胞障害のない領域の平均網膜感度に比べて低かった
- Pseudodrusenのある症例は、Pseudodrusenのない症例に比べて、RPE障害周囲の視細胞障害領域が広かった
- 地図状萎縮周囲に視細胞障害を認め、網膜感度低下と最も相関する
- RAP、地図状萎縮でPseudodrusenは関連している
- Pseudodrusenがあると脈絡膜は菲薄化する
- Pseudodrusenがあると視機能(網膜感度)が低下する
- 補償光学(AO):波面収差を補正し、天体望遠鏡の解像度を上げるための技術だった。これを眼底イメージングへ応用。眼光学系の波面収差を補正し、高解像度の眼底イメージングを実現した。杆体細胞・錐体細胞を視覚化。