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ジクアス®点眼液とは
ジクアス®点眼液(一般名:精製ヒアルロン酸ナトリウム点眼液、以下略)は2010年より販売開始となり、ドライアイの治療薬として広く用いられている。塩化ベンザルコニウムを含まないため、角膜上皮障害に対しても用いやすく、コンタクトレンズの上からでも使用可能である。
ジクアス®点眼液の作用機序
ジクアホソルナトリウムは、結膜上皮及び杯細胞膜上のP2Y2受容体に作用し、細胞内のカルシウム濃度を上昇させることにより、水分及びムチンの分泌を促進する。
ジクアス®点眼液の効果効能
ドライアイ
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ジクアス®点眼液の用法用量
1回1滴、1日6回点眼する。
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
ジクアス®点眼液の臨床成績
第Ⅲ相試験(0.1%精製ヒアルロン酸ナトリウム点眼液対照無作為化二重盲検群間比較試験)
ドライアイ患者を対象に、0.1%精製ヒアルロン酸ナトリウム点眼液を対照薬として実施した第Ⅲ相試験において、本剤(シェーグレン症候群患者36例を含む144例)は対照薬(シェーグレン症候群患者32例を含む142例)に比較して、同等の角膜フルオレセイン染色スコアの低下が認められた。さらに、本剤は対照薬に比較して、角膜および結膜ローズベンガル染色スコアを有意に低下させた。
長期点眼試験(第Ⅲ相試験)
ドライアイ患者(シェーグレン症候群患者9例、スティーブンス・ジョンソン症候群患者2例を含む244例)を対象に実施した長期点眼試験において、本剤投与群の角膜におけるフルオレセイン染色スコア、並びに角膜および結膜におけるローズベンガル染色スコアは52週を通して投与開始前に比較し低下を示し、その効果は維持された。
ジクアス®点眼液の副作用
使用成績調査で総症例3,196例中、副作用が認められたのは202例(6.3%)であった。
主な副作用
- 眼刺激感30件(0.9%)
- 眼脂30件(0.9%)
- 眼痛22件(0.7%)
- 流涙増加20件(0.6%)
- 眼瞼炎19件(0.6%)
参考文献
ジクアス®添付文書
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