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タプロス®点眼液、タプロス®ミニ点眼液 | オンライン眼科
眼科で使う点眼液

タプロス®点眼液、タプロス®ミニ点眼液

禁忌

  • 中等所以上の羞明、虹彩炎などの眼炎症が高頻度に認められているため、オミデネパグ イソプロピルを投与中の患者

タプロス®点眼液とは

タプロス®点眼液(一般名:タフルプロスト点眼液、以下略)は2008年、タプロス®ミニ点眼液は2013年より販売開始となり、緑内障、高眼圧症に対して用いられている。ミニ製剤もあり、角膜上皮障害が懸念される患者に対しても広く用いられる。

タプロス®点眼液の効果効能

緑内障、高眼圧症

タプロス®点眼液の用法用量

1回1滴、1日1回点眼する。

※頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
  • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等への投与

  • 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

タプロス®点眼液の作用機序

活性代謝物であるタフルプロストカルボン酸体は、プロスタノイドFP受容体に対して高い親和性(Ki=0.40nM)を示した。サルを用いて、0.005%タフルプロスト点眼液注)を1日1回3~5日間反復点眼したときの房水動態をフルオロフォトメトリ ー 法、Two-level constant pressure perfusion法 及 び125I-131I標識アルブミン灌流法により検討したところ、房水産生量に変化は認められず、ぶどう膜強膜流出量を有意に増大させた

タプロス®点眼液の臨床成績

1.国内第Ⅲ相試験(ラタノプロスト対照比較試験)

原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者109例(有効性解析対象97例)を対象とした無作為化盲検比較試験において、本剤又は0.005%ラタノプロスト点眼液を1日1回、4週間点眼した結果、本剤投与後4週の眼圧変化値(平均値±標準偏差)は-6.6±2.5mmHgであり、対照薬に対する非劣性が検証された。副作用は、本剤群55例中22例(40.0%)に認められ、主な副作用は結膜充血16.4%(9/55例)であった。

2.国内第Ⅲ相試験(プラセボ対照比較試験)

正常眼圧緑内障患者95例(有効性解析対象90例)を対象とした無作為化盲検比較試験において、本剤又はプラセボ点眼液を1日1回、4週間点眼した結果、本剤投与後4週の眼圧変化値(平均値±標準偏差)は-4.0±1.7mmHgであり、対照薬に比し有意な眼圧下降を認めた。副作用は、本剤群49例中25例(51.0%)に認められ、主な副作用は結膜充血26.5%(13/49例)であった。

タプロス®点眼液の副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

主な副作用

  • 虹彩色素沈着(8.1%)
  • 結膜充血(31.3%)
  • 睫毛の異常(5%以上)
  • 眼の瘙痒感(5%以上)
  • 眼刺激(5%以上)
  • 眼の異物感(5%以上)
  • 角膜上皮障害(5%以上)
  • 眼瞼色素沈着(5%以上)

参考文献

タプロス®添付文書

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