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Schwartz症候群 | オンライン眼科
網膜とその疾患

Schwartz症候群

Schwartz症候群とは

1973年に高眼圧を呈する裂孔原性網膜剥離として初報告されて以来、裂孔原性網膜剥離に起因する続発開放隅角緑内障として知られている。

剥離によって網膜下腔へ脱落した視細胞外節が、粘稠な網膜下液とともに前房に到達することによって線維柱帯を閉塞するためと考えられている。

Schwartz症候群の所見

若年男性に多く、外傷(約半数)アトピー性皮膚炎の既往が多い。片眼性で、開放隅角を呈し、前房中には比較的大きな細胞を認める。鋸状縁や毛様体など最周辺部の小裂孔が多い。発症から時間が経過すると剥離網膜下に索状物を認める。

Schwartz症候群の診断

上記所見を確認する。外傷性緑内障や原発開放隅角緑内障との鑑別が必要だが、これら疾患が原因の場合は網膜復位後も眼圧下降が得られない。

Schwarz症候群の治療

網膜復位の治療を行う。ステロイドや眼圧下降薬はあまり効果がない。

Schwarz症候群の予後

網膜復位により眼圧は正常化する。術後に眼圧下降が必要となることは少ない。

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針第3版
  2. 眼科学第2版

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