皆さんはどのくらいの睡眠時間を取っていますか?僕はだいたい6時間くらいですが、
など睡眠時間は皆さんそれぞれだと思いますが、今回の記事はショートスリーパーには悲報です。「ドライアイの観点からは睡眠時間が4時間未満はおススメできません!」そんな研究を見つけたので紹介します。
ドライアイとは
ドライアイは涙の量が不足したり、涙の質が悪くなると涙の層にムラができてしまいます。ときに、目の表面に傷(点状角膜表層炎)を伴うことがあります。現在、日本には約800~2,200万人ものドライアイの患者さんがいると言われています。さらに、オフィスワーカーでは3人に1人がドライアイという報告もあります。 詳しくは『眼科医が説明するドライアイ』という記事でドライアイについて説明していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
睡眠時間が4時間未満だとドライアイになる!?
ドライアイについて知っていただいたところで、今日紹介する論文は2015年に延世大学校医科大学のWanhyung Leeらが発表した論文で、タイトルは『The association between sleep duration and dry eye syndrome among Korean adults』です。
研究の内容
15878名の20歳以上の成人の第5回韓国国民健康栄養調査(KNHANES)2010–2012の結果をもとに、ドライアイと睡眠時間の関係を調べています。
研究の結果
睡眠時間が6〜8時間のグループと比較して、5時間の睡眠時間だと1.20倍、4時間未満の睡眠時間だと1.29倍もドライアイの有病率が上がったそうです。この結果は年齢や運動習慣などのレベルを調整してあるので、睡眠不足はドライアイに重要な因子だと言えます。
研究結果を踏まえて
この結果を踏まえると睡眠不足はドライアイの原因になりうることがわかります。ですから、ドライアイの症状で悩んでいる方は自分の睡眠を見直すことで症状が緩和してくるかもしれません。
とはいえ、なかなか睡眠時間を取れない人には他の生活習慣でドライアイを和らげてみてはいかがでしょう。下記に関連記事を載せますので併せてご覧ください。それではまた次回の記事でお会いしましょう!