眼科で行う検査

AmslerチャートとM-CHARTS

Amslerチャート

Amslerチャートの目的

変視症や中心暗点を簡便に検出する。

Amslerチャートの対象

各種黄斑部疾患、視神経疾患ならびに中心視野に異常を呈する疾患が対象となる。

Amslerチャートの検査法

片眼遮蔽および近見矯正下で、検査表の中心を固視しながら下記質問を行う。

  • 固視点は見えるか
  • 外周の四角が全部見えるか
  • 内部の編み目が完全に見えるか
  • 線が歪んでいないか
  • 動き、揺れ、色の変化などはないか
  • 異常部位の位置はどうか

Amslerチャートの判定

変視症があれば線の歪みを自覚する。視神経炎では中心、傍中心暗点が検出される。

M-CHARTS

M-CHARTSの目的

変視症を短時間で簡便に定量化する。

M-CHARTSの対象疾患

変視症を呈する黄斑部疾患が対象となる。

M-CHARTSの検査法

片眼遮蔽、近見矯正下で検査を行う。変視がなければ変視量は0となり、変視があれば間隔が広い点線へ、変視が消えるまで順に提示する。

M-CHARTSの判定

最終的に変視が消失した時点の点線の視角を変視量とする。ただし、視力が0.2以下の症例、大きな中心暗点を有する症例は評価が難しい。

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針第3版

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