巨大乳頭結膜炎（GPC） | オンライン眼科

ドクターK

・巨大乳頭結膜炎（GPC）ってどんな病気なの？

と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。

巨大乳頭結膜炎（GPC）とは

巨大乳頭（直径1㎜以上の乳頭）結膜炎はコンタクトレンズ、義眼、手術用縫合糸などが常に上眼瞼結膜と接触し、機械的刺激が続くと生じるとされる。さらに、コンタクトレンズでは表面の沈着物に対して免疫反応が起こる。巨大乳頭結膜炎は春季カタルと似ているが、乳頭が円形、境界鮮明、表面平滑、融合しない、角膜病変は伴わない、原因除去で速やかに改善するなどの特徴がある。

Columbia University HPより引用

巨大乳頭結膜炎（GPC）の症状と所見

巨大乳頭結膜炎の症状

軽度の異物感（ゴロゴロ感）
痒み（かゆみ）
粘性の眼脂（目やに）の増加
目の充血
眼のかすみ
コンタクトレンズがズレやすくなる
コンタクトレンズが汚れやすくなる

など

巨大乳頭結膜炎の所見

血清抗原特異的IgE抗体や結膜での好酸球の陽性率は低い。

巨大乳頭結膜炎（GPC）の治療と予後

コンタクトレンズをしていればコンタクトレンズ装用中止を行う。中止できない場合は1日使い捨てのコンタクトレンズに変更したり、材質などを変更したりする。また、アレルギー性結膜炎に準じて、抗アレルギー点眼薬とステロイド点眼薬（症状悪化時）を用いる。予後は良好だが、再発することもある。