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結膜結石とは
瞼結膜に生じる孤立性から敷石状に認められる黄白色の小結節状固形物である。通所は結膜下に限局しているが、大きくなると上皮面に露出する。発生には慢性炎症が関与していると考えられている。結石という名前ではあるが、石灰化やカルシウム沈着はなく、脱落した上皮細胞が固形化したものが結膜結石の本体となっている。
結膜結石の症状
通常は無症状で、結膜上皮表面から突出すれば異物感の原因になりうる。また、上眼瞼にあれば角膜上皮障害をきたすことがある。
結膜結石の治療
症状があれば異物針や注射針を用いて除去する。摘出後は再発も多い。深くにある結石を摘出するのは無意味であり、むしろ瘢痕を助長し出血を生じるため逆効果となる。炎症所見を認める場合には非ステロイド系点眼薬(二フラン点眼液0.1%1日3~4回)を処方する。
参考文献
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