ドクターK
・糖尿病虹彩炎ってどんな病気なの?
と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。
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糖尿病虹彩炎とは
血糖コントロールが不良な糖尿病患者にみられる急性虹彩毛様体炎である。
糖尿病網膜症や白内障に比べ合併率は低く、その合併率は糖尿病患者の1~7%とされる。
糖尿病虹彩炎の症状
片眼性のことが多いとされ、下記の症状を伴う。
- 充血や結膜浮腫に伴った眼痛
- 流涙
- 霧視(かすみ目)
- 羞明(まぶしい)
- 視力低下
糖尿病虹彩炎の診断
下記記載した他覚症状を特徴とする虹彩炎、かつ虹彩炎発現時に高血糖状態であり、その他の虹彩炎の原因疾患を除外して診断とする。
他覚症状
- 強い球結膜浮腫・充血、毛様充血
- 角膜:微細な角膜後面沈着物+、Descemet膜皺壁
- 前房フレアが著名で、時に線維素析出や前房蓄膿
糖尿病虹彩炎の治療
ステロイド点眼と散瞳薬点眼を行い、併せて糖尿病コントロールも行う。点眼治療に反応しない場合はステロイド薬結膜下注射を併用する。
糖尿病コントロールにより眼炎症は比較的速やかに消退し、視力予後は良好である。
参考文献
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