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心因性視覚障害 | オンライン眼科
全身疾患と目

心因性視覚障害

心因性視覚障害とは

精神的葛藤、心理的ストレスなどを契機に、視力等の視機能障害をきたすことがある。これを心因性視覚障害という。8-12歳の小児に多く、女児に多い。

心因性視覚障害の症状

視力障害が最も多く、視野障害、色覚障害などがある。通常は両眼性である。

心因性視覚障害の検査

視力検査にて0度の眼鏡で視力が眼鏡なしのときに比べて改善する(トリック検査)を行う。また、視野検査では求心性狭窄、らせん状視野、管状視野などを認めることがある。

脳脊髄液漏出症とは

脳脊髄液腔から脳脊髄液が持続的ないし、断続的に漏出することにより減少し、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴り、倦怠感など様々な症状を呈する。心因性視覚障害のような、眼内病変から推定できない症状に加え、頭痛、めまい、ふらつき、様々な部位の痛い、気圧による体調変化、外傷・手術既往(直後でなくても起こりうる)などがあれば疑う。

心因性視覚障害の治療

親御さんには小児期に時折見られる現象であることを説明し、神経質にならないようにしてもらう。また、患者にも一時的なものであることを説明する。1-2年以上改善ない場合には、心療内科・精神科医と連携することもある。

参考文献

  1. 眼科学第2版
  2. あたらしい眼vol.39,No.8,August 2022

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