目に関するブログ

パソコンの見過ぎであなたの目も悪くなる!?

論文の内容

皆さんパソコンをどのくらいの時間見ていますか?今回は子どもの近視がスマホ等で悪くなるのかという論文です。

今日紹介する論文はまたまた中国研究です。研究は2015年発表された長庚大学のHsiu-Mei Huangらによる研究です。タイトルは、

『The Association between Near Work Activities and Myopia in Children—A Systematic Review and Meta-Analysis(近くを見る作業と近視の関係(メタアナリシス)』

それでは早速ですが、本文を見ていきましょう。

between 1989 and 2014 were identified in MEDLINE, Embase, and the Cochrane Library, and the citation lists were reviewed. Twelve cohort studies and 15 cross-sectional studies were included (25,025 children aged between 6 and 18 years)

対象は1989〜2014年までに発表された論文で、述べ6〜18歳までの25025人の子どもです。恐ろしい数ですね。そんな結果は、

We found that more time spent on near work activities was associated with higher odds of myopia (odds ratio [OR] = 1.14; 95% confidence interval [CI] = 1.08–1.20) and that the odds of myopia increased by 2% (OR:1.02; 95% CI = 1.01–1.03) for every one diopter-hour (hr) more of near work per week. Therefore, the development of a strategy to reduce the impact of near work on myopia would be important for preventing myopia in children.

近くを見ている子はその時間が長ければ長いほど、近視の比率は高くなり、1週間で1時間その時間が長くなると、近視の比率は2%増加します。近くを見る作業とは具体的に何かというと、論文では大きく4つだと言います。

  1. reading
  2. studying (doing homework, writing)
  3. computer use/playing video games
  4. watching TV

本を読んだり、勉強したり、コンピューターをしたり、ゲームやテレビを見たりと皆さんの想像通りだと思います。

最近はスマホを多くの人が所有しており、子どもたちにも浸透してきています。

こういった近くを見る作業はどうしても家の中にいると触れてしまいます。1番の近視対策は屋外に出て遊ぶことでしょう。

でも、「ゲームはほどほどにしなさい!」と子どもに言っても言うことを聞かないことがほとんどだと思います。

「一度近視になったら戻らない」なんて思っているあなたにオススメするのがオルソケラトロジーです。

寝ている間にコンタクトレンズをしているだけで近視の進行を抑えると言われています

。そんなオルソケラトロジーについて説明していますので、ぜひこのブログも読んでみてくださいね。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

参考文献

PloS one 10 (10), e0140419, 2015

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