角膜とその疾患

Terrien扁平角膜変性

Terrien扁平角膜変性の概念・病態・症状

・角膜周辺部が菲薄化、特に上方が多い。
・通常眼性
・初期には角膜周辺部が弓状に、透明帯を伴った細かい顆粒状実質混濁が出現する。進行するに従い周辺部が菲薄化し、表層性血管迷入を認める。辺縁は貝殻のように扇形に縁どられている。
・進行すると脂肪沈着偽翼状片が出現する。菲薄化が著名になると角膜実質が脆弱化して前方突出し、角膜の変形により不正乱視が発生する。
・一般に角膜上皮障害はない

Terrien扁平角膜変性の診断

脂肪沈着や偽翼状片を伴った角膜周辺の菲薄化が特徴的とされる。

鑑別

  • ペルーシド角膜変性(角膜下方が菲薄化し、脂肪沈着はない
  • Mooren角膜潰瘍
  • リウマチ性周辺部角膜潰瘍
  • 角膜凹窩
  • furrow degeneration

Terrien扁平角膜変性の治療

・進行せず前眼部の炎症なし→無治療
・乱視→眼鏡orコンタクトレンズ
・結膜充血が強い、上強膜炎→ステロイド点眼(0.1%FM1日3回など)
・角膜穿孔、菲薄化が著名で穿孔切迫→周辺部表層角膜移植(成績は比較的良好)

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針 第3版

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ドクターK
オンライン眼科編集長兼眼科医プロライター/祖母の死→医師を目指す→一浪し眼科医/プロライターとしても500以上の記事を執筆/目の健康、眼科に関する記事をほぼ毎日作成/一緒にお仕事して下さる方はDMして下さい!目の健康に関する情報よ全国へ届け!