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肺炎球菌性角膜炎とは
肺炎球菌が原因の角膜潰瘍は匐行性角膜潰瘍で、角膜潰瘍が拡大しながら移動するのが特徴的な所見である。肺炎球菌性角膜炎の誘因は外傷(突き目、角膜異物)、コンタクトレンズ装用、老人の眼瞼内皮などが知られている。初期の角膜潰瘍は円形から類円形の白色病巣だが、拡大する際に進行縁(角膜辺縁の実質に膿瘍が形成されて強く白濁した部分)が形成される。
病変は一端が改善してもう一端が進行するために、這うように動いているように見える。
初期病変では進行縁不明なことも多い。完成された角膜潰瘍は進行縁を伴う、境界が比較的明瞭な楕円形の潰瘍で、Descemet膜皺壁、角膜内皮プラークおよび前房蓄膿を伴う。潰瘍が急速に進行すると、潰瘍部が菲薄化してDescemet膜瘤を形成し、時に穿孔することもある。
参考文献
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