眼科で行う検査

眼球突出計

検査対象

眼球突出、陥凹をきたす疾患

検査の目標と限界

眼球突出度は個人差があるが、左右差は同一個体内では小さい。

検査の評価

正常値は10~15㎜とされる。ただし、この値は個人差があるため、左右差での比較も重要となる。3㎜以上の左右差があれば異常と判断する。経過観察では同一者が検査を行うのが望ましい。

眼球突出

  • 炎症性:甲状腺眼症、外眼筋炎、眼窩蜂窩織炎、眼窩膿瘍
  • 腫瘍:眼窩原発、眼窩外からの進展や転移
  • 血管性:海綿静脈洞瘻、眼窩静脈瘤
  • 外傷性:眼窩出血、眼窩気腫

眼球陥凹

  • 眼窩骨折、眼窩減圧術後、老人性眼窩脂肪萎縮

眼球突出度の検査方法

Hertel眼球突出計

Hertel眼球突出計は左右のアームを、被検者の両眼窩外側縁に正しく当てて、両眼窩外側縁を結ぶ基準となる線を設定する。突出計に付いた二等辺三角形のプリズムを介して角膜頂点と計測目盛を観察し、突出度を読み取る。この時、賢者の視線は両プリズム面にある赤い目盛が重なるように正面視して計測を行う。ただし、ばらつきが出やすいため、両アームの距離を同じにして計測する。

ディスタントメータ

眼窩外側縁に前額面に対して垂直に軽く押し当てる。角膜頂点と計測目盛を観察し、突出度を読み取る。簡便かつ安価であるが、固定の仕方で値にバラツキが生じる恐れがある

画像による計測

眼球中央部のCT画像のスライスを用いて、写真上に両眼窩外側縁を結ぶ直線を引き、角膜頂点から垂線を下ろす。その直線距離を突出度とするが、簡便ではないため日常診療では前2つより劣るが、再現性は良好である。

参考文献

  1. 眼科検査ガイド

ABOUT ME
ドクターK
オンライン眼科編集長兼眼科医プロライター/祖母の死→医師を目指す→一浪し眼科医/プロライターとしても500以上の記事を執筆/目の健康、眼科に関する記事をほぼ毎日作成/一緒にお仕事して下さる方はDMして下さい!目の健康に関する情報よ全国へ届け!