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相対的瞳孔求心路障害(RAPD、Marcus Gunn瞳孔)

相対的瞳孔求心路障害(RAPD、Marcus Gunn瞳孔)とは

網膜や視神経が障害されると、障害側では直接対光反射の縮瞳速度が遅く、鈍くなり、反応量が減弱する。よって、RAPDは一側の網膜および視神経で瞳孔の求心性線維の障害が存在していることを示す。つまり、RAPD陽性で眼底に異常がなければ、視神経障害をきたしていることを意味する。

比較的強い照明下で、左右の眼を交互に覆うと、患眼を覆った場合、開放下の健眼は比較的縮瞳している。一方で、健眼を覆った場合、開放下の患眼は散瞳を呈する。あるいは暗室で左右眼を交互にペンライトで刺激し、瞳孔径の変化を観察するswinging flashlight testを用いる。

右眼視神経障害を例にして解説すると、健眼の左眼に光を当てると、両眼が縮瞳する。患眼である右眼に光を当てると、両眼が散瞳する。再度左眼に光を当てると、両眼が縮瞳し、再度右眼に光を当てると、両眼が散瞳する。これを右眼RAPD陽性という。また、RAPD陽性の場合、視入力に障害があるため網膜疾患あるいは視神経に何らかの異常があると考えられる。

Marcus Gunn瞳孔は左右の眼を交互に覆う検査時にみられる異常のことだが、RAPDと同義で使われることが多い。

相対的瞳孔求心路障害(RAPD、Marcus Gunn瞳孔)の治療と予後

治療は原疾患に対して行い、その予後も原疾患によって異なる。

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針第3版

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学生時代より執筆活動を始め、現在まで500本以上の医療記事を執筆しました。現在は眼科医として勤務しながら、自身の記事をアップするため『オンライン眼科』を設立しました。ライティングのオンラインサロン『医療ライターたち』への参加、お仕事依頼は問い合わせページからお願いいたします。