網膜とその疾患

有髄神経線維

有髄神経線維とは

視神経線維は網膜内では無髄だが、網膜内の一部の神経線維に髄鞘が形成される先天異常である。有髄神経線維の発症は希突起膠細胞が乳頭篩状板を越えて網膜内に侵入して限局性に有髄神経線維が形成されるためとされる。

有髄神経線維の症状

多くは無症状で、眼底検査で偶然に指摘されることが多い。まれに広範囲に及ぶと、視力障害や視野欠損をきたす。

有髄神経線維の診断

眼底検査で網膜神経線維の走行に沿った刷毛状の白色の混濁として認める。多くは視神経乳頭から連続して扇形に広がるが、乳頭から孤立性に存在することもある。蛍光眼底造影検査でもblockされ、病巣への蛍光漏出も認めない。また、自発蛍光眼底検査では正常な自発蛍光が遮断されるため低蛍光を示す。

有髄神経線維の眼底写真

有髄神経線維の治療

限局性で無症状なので治療は不要だが、弱視等があればその治療を行うことがある。

参考文献

  1. 今日の治療指針第3版

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ドクターK
オンライン眼科編集長兼眼科医プロライター/祖母の死→医師を目指す→一浪し眼科医/プロライターとしても500以上の記事を執筆/目の健康、眼科に関する記事をほぼ毎日作成/一緒にお仕事して下さる方はDMして下さい!目の健康に関する情報よ全国へ届け!