眼外傷

虹彩離断

虹彩離断とは

虹彩根部が断裂して毛様体及び強膜岬から剥離した状態を虹彩離断という。

鈍的外力により前房内圧が上昇
→角膜輪部の伸展、房水の後方および隅角部への移動
→虹彩が伸展
→虹彩根部が損傷
→虹彩離断

虹彩離断の症状

断裂範囲が広範囲になり、瞳孔偏位を伴うと、視力低下複視の原因となる。

虹彩離断の診断

細隙灯顕微鏡検査で三日月状や半月状の裂隙が観察される。また、時にZinn小帯断裂に伴う硝子体脱出を認めることがある。

虹彩離断の前眼部写真

虹彩離断の治療と予後

自覚症状なければ処置は不要だが、視力低下など症状があれば処置を行う。具体的には、離断した虹彩と強膜を縫合する。視力予後は良好なことが多い。

参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針第3版

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ドクターK
オンライン眼科編集長兼眼科医プロライター/祖母の死→医師を目指す→一浪し眼科医/プロライターとしても500以上の記事を執筆/目の健康、眼科に関する記事をほぼ毎日作成/一緒にお仕事して下さる方はDMして下さい!目の健康に関する情報よ全国へ届け!