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色素緑内障とは
Zinn小帯と虹彩裏面の摩擦によって色素顆粒が散布され、隅角に沈着することで緑内障が生じる。白人に多く、日本人には稀とされる。近視の若年男性に多い。
診断は前眼部(角膜、水晶体、隅角)への色素沈着、虹彩萎縮、虹彩脱色素斑、周辺部虹彩の陥凹などがあれば色素緑内障を疑う。特に、角膜内皮への色素沈着は紡錘形でKrukenberg’s spindleという所見が特徴的である。

治療は開放隅角緑内障に準じる。レーザー虹彩切開術および水晶体摘出術による逆瞳孔ブロックの解消は、虹彩と水晶体接触による色素散布を減少させ、不可逆的な線維柱帯の創外を予防しうる。
参考文献
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