水晶体とその疾患

アトピー性白内障

ドクターK
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・アトピー性白内障ってどんな病気なの?

と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。

アトピー白内障とは

アトピー性皮膚炎(AD)に伴う白内障である。

ADに伴う眼瞼炎のかゆみによる長期間に及ぶ眼そう破、顔をたたくなど叩打行動による物理的刺激、それに伴う眼血流の破壊による血清中の好酸球顆粒蛋白が眼内に流入することで惹起されている可能性があるとされている。

また、ステロイド外用薬による白内障の可能性も言われているが、ステロイド外用剤が登場する以前にもAD患者に白内障患者は認められていることからその関与の可能性は低いと考えられる。

アトピー性白内障の診断

水晶体混濁の特徴は前嚢下の“ヒトデ状”、“星状”、あるいは“地割れ状”の線状混濁であり、外傷性白内障と類似している。

アトピー性白内障の治療

加齢性白内障と同様に超音波乳化吸引術を施行し、眼内レンズを挿入する。

アトピー性白内障は若年者に多く、核破砕は容易とされるが、Zinn小帯が断裂していたり、網膜剥離や裂孔を合併したりすることがあるので注意が必要である。

また、術後にAD患者の水晶体嚢は収縮・線維化しやすく、それによりZinn小帯を介した強い牽引が毛様体皺壁部・扁平部にかかり、毛様体裂孔が生じ、術後網膜剥離になることがある。

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参考文献

  1. 今日の眼疾患治療指針第3版

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オンライン眼科編集長兼眼科医プロライター/祖母の死→医師を目指す→一浪し眼科医/プロライターとしても500以上の記事を執筆/目の健康、眼科に関する記事をほぼ毎日作成/一緒にお仕事して下さる方はDMして下さい!目の健康に関する情報よ全国へ届け!